天台宗布教研修会が、市内ホテルにて二日間にわたり開催され参加致しました。
講師に立命館大学国際関係学部教授であり工学博士である安斎育郎先生、ならびに
東洋大学文学部教授・同大学学長である竹村牧男先生をお招きしての開催です。
安斎先生は東京大学にて原子力工学を学ばれた方で、以来専門家として日本の原発反対・核廃止を発信されてきました。今回「科学者の役割と宗教者の役割」と題し、ご講演を賜りました。科学は人類にとって羅針盤（道具）、その道具を使う人の心（宗教的モラル）こそが大切でり、人間の行動に対する宗教の重要性をお話されました。
竹村先生は「私の法華経観」と題し、哲学者としての広い視野から法華経をご教授頂きました。私たちは常に仏の慈悲につつまれ、生かされている。全ての人間に元来、仏心が備わっており、それに気づくこと、気がつかせることが大切であるとお話頂きました。　　人はその心によって様々な行いをする。日々、謙虚に心をみつめることが大事で、人生に上がりはないと、強く感じた二日間でした。